英検準1級合格者がオススメする試験対策 - Reading 編 ー

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今回から数回に分けて英検準1級の試験対策をまとめてみたいと思います。

本当は1つの記事にまとめてみようと思ったんですが、長くなりそうなので各技能(Reading, Listening, Writing, Speaking)で記事にすることにしました。

2017年度の第1回検定で英検準1級に合格した私が実際にやった内容や、今までの英語学習を通して得た経験から有効であろう対策法を記事にしたので参考になれば幸いです。

その前に大事なお話です。

勉強法に絶対はありません。

十人十色でみなさんそれぞれにあった勉強法があります。今回ご紹介する内容が合う人もいれば、合わない人もいます。いまの実力だと難しい勉強法も、力をつけたあとに有効になる場合もありますし、逆もまた然りです。

以前の記事でも書きましたが、私自身が自分に合わない勉強方法を長年やっていて非常に苦しい思いをしました。

なのでみなさんも合わないと思ったらどんどん自分流にアレンジすることが何よりの近道となります。

いいとこだけどんどん真似していけばいいんです。

以上、解散!(おい)

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Reading – リーディング

つまんない冗談はさておき今回はReadingの対策を考えてみました。

試験内容は下記の通りです。

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 問題文の種類 解答形式
リーディング 短文の語句
空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。 25 短文
会話文
4肢選択
(選択肢印刷)
長文の語句
空所補充
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 6 説明文
評論文など
長文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。 10

引用先

それでは項目ごとに対策法を紹介します。

1. 短文の語句・空所補充問題 25問

まず最初は語彙問題です。

私も語彙が弱いのでこのセクションは嫌いです。(直球)

ただ問題数がReading全41問のうち25問と半分以上を占めているので当然軽視はできません。

対策としては「単語を覚える」の一点に尽きます。

単語の覚え方としては、

①単語帳などを使ってゴリゴリ覚える

②多読を通してネイティブが語彙を増やすのと同様に覚える

の2つのルートがあると思います。

どちらも一長一短あるわけですが、「試験に合格する」という目的を考えれば「①単語帳などを使って覚える」のが効率的だと考えます。

というワケで、英検準1級向けの単語テキストをご紹介します。

単語帳の使い方

その前に私の単語帳の使い方をご紹介します。

自慢じゃないですが、私は覚えが悪いことを自覚していますので結構泥臭くやってます。笑

人それぞれ合った覚え方があると思うので一例としてご覧ください。

1. 何周も回して覚える!

ものを覚える時って1度で覚えられる人って少ないですよね?(同調圧力)

なので1冊の本を何度も読み直して記憶を定着させるのが王道だと思います。

これを「サイクル(周回)を回す」とか言ってます。

一時、「7回読み勉強法」なんてのも話題になりましたが、やはり賢い人でも何度も読んでいるみたいです。残念ながら私の場合7周なんかじゃ覚えられませんが…。

私の場合は、、

  • 1周目 ディクテーションをかねて音源だけ聞いてなんて言ってるか確認しながら進める
  • 2~5周目 音源に合わせて例文を口に出しながら進める
  • 6~10周目 日本語訳を見て瞬時に単語がでてくるまで回す(瞬間英作文の要領)
  • 11周~ 定着率に応じて苦手な単語だけ回す

回数はだいたいの目安です。回数にこだわるのではなく、自分の定着率が大切です。

瞬間英作文のやり方は下記サイトが分かりやすくオススメです。(得意のアウトソーシング)

サイクル回しの注意点!

これは私もいまだにやりがちなんですが、「サイクルを回すこと」が目的になってしまう事です。

どんなに頑張って覚えても使ってない単語は残念ながら忘却の彼方に消えていきます。笑

なので完璧に覚える事に執着して無限地獄にはまるよりも、その時間を別の学習に投資したほうが有益な場合もあります。

人それぞれでしょうが大体8割くらい正解できるようになったらそのテキストは卒業する時期ではないかと思います。

2. 音源を使って覚える!

これも超大切です。

逆に言えば必ず音源がついてるテキストまたはアプリを使用しましょう

どうしても音源を聞きながら覚えるとその分時間がかかってしまうので敬遠しがちですが、結局音と結びつけて覚えないとすぐに忘れてしまいます。

冷静に考えれば当然なんですが、日本語でも読み方分からない言葉って覚えられませんよね。それと一緒で単語の音声を聞いて覚えたほうが長い目でみれば、結局近道なんです。

当然リスニングの対策にもなりますし、その単語を見て発音が脳内再生できるくらいまでは音源を使った方がいいと思います。

3. 口に出して覚える!

これは上の項目と関連していますが、実際に単語を自分の口で音に出す事は語学を習得する上で非常に重要です。

音読の重要性は「同時通訳の神様」と呼ばれていた國弘正雄先生も取り上げています。

國弘先生が提唱した「只管音読」は有名でご存知の方もいらっしゃると思います。

私も学習初期は嫌というほど音読をしてきました。テキスト100回なんてかわいいものです。それこそ500回くらいは音読したと思います。(余談ですがこの段階が初心者にとっては大きな壁だと思います。)

聴いた音を真似して実際に自分の口から発声することで、英語のリズムやイントネーション、さらにはその単語の意味などを強く脳にインプットすることができます。

逆に言うとこの方法以外、近道はない気もしています。

音読の重要性については、別の機会に譲るとして単語を覚える際もぜひ声に出しながら練習するように習慣づけましょう。

【参考サイト】

英検準1級向けの単語帳3冊+1冊

またまた前段が長くなってしまいましたが、準1級受験者向けの単語帳をご紹介します。

メジャーどこばっかなのでご存知の方もいらっしゃるでしょうがご容赦ください(^_^;)

① 英検準1級 でる順パス単

この本の特徴としては、過去5年間の英検試験の出題データから文字通り「出る順」に単語を掲載している点です。

出版社のサイトから無料音声のダウンロードが可能です。

本のサイズもコンパクトで持ち運びやすいので、通学・通勤時間の電車などでの移動中や、休憩時間などのスキマ時間に勉強しやすいと思います。

さらには練習問題集(でる順パス単 書き覚えノート などの派生本も充実してるので、この本で覚えた単語の定着率をそれらのテキストでチェックできるのも特徴だと思います。

ただこの本の短所(であると同時に長所)は掲載語句が1,850語と多い点です。

多いとその分サイクルを回すのが大変なので、その点はセグメント分けしたりして工夫することをオススメします。

何度も繰り返すことによって内容を刷り込んでいくのですが、いっぺんにテキスト全体を学習すると、1サイクル終えてテキストのトップに戻ってきた時に記憶が薄れていて、せっかく得たスピードと滑らかさが失われているということが起こります。ですから、ひとつのテキストをいくつかの部分(セグメント)に分割します。

セグメントごとにサイクルを回して完成させ、最後にテキスト全体のサイクル回しをすると能率的です。

こうすると記憶が薄れる前に次のサイクルが回ってきて刷り込みがどんどん進むのです。この30項目のテキストだと10項目ずつ3セグメントに分割するのが標準的ですが、分割のしかたは人によって異なります。

引用元

この「セグメントに分ける」やり方も非常に重要です。

特に学習初期は心が折れて投げ出しやすいので、この方法のように学習自体を続けられるようにあらゆる知恵を総動員しましょう。

と言いつつ、準1級受ける方はすでに英語学習自体習慣化されてる方が多いので杞憂でしょうが。汗

② 英検準1級 文で覚える単熟語

続いては「文で覚える単熟語」です。

この本の特徴としては下記の通りです。

●テーマ別に,英文を読みながら,文脈の中で1526語の単熟語を覚えられる!
●英文の音声を収録したCD3枚付き,単語の音声はWebからダウンロードできる!
●「確認テスト」付き!

引用元

上にあるように長文の中で使われている単語を、使われている文脈を通して覚えていくというのが特徴です。個人的にこの方法はとても有効だと思っています。

さらに長文を読むことで読解力もつきますし、時間はかかりますがオススメの本です。

デメリットはCDが付属なので、本が硬い。(笑)

まぁCDは別の場所に保存しておけば問題ないと思います(^_^;)

③ キクタン英検準1級

3冊目はキクタンです。この本も有名ですね。

この本の特徴は独特の音源「チャンツ」にあります。

英語→日本語→英語 の順番で単語の発音、意味を覚えることができる設計で、聴くだけで単語を覚えられるようになっています。

チャンツにクセ(BGMとか)があるので好き嫌い分かれそうですが、本なしでも勉強できるという点で通勤時間に聴くにはいい教材だと思います。

10週間で1周するように設計されているのもペースを把握しやすくこの本を使うメリットの一つだと思います。

④ DUO 3.0

最後に紹介するのはこの本です。

正直英検用に作られたテキストではないので紹介するか迷いました。

正直に言いますと実際に私が使ったのはこの本です。2017年7月時点で13周しております。

確かに英検用ではないんですが、単語帳としては非常に良くできていますし、英会話で使える表現もたくさん掲載されているので紹介した次第です。

ただ訳が意訳されたものが多いので、私は使いやすいようにガンガン手書きして使ってます。

あと、音源CDが別売りなのもマイナスポイントです。笑

2. 長文の語句・空所補充 6問

続いては長文の穴埋め形式の問題です。

長文を読んで空欄に、文の流れにあった表現を4択から選ぶ問題です。

このパートを攻略するには2つの力が必要になります。

①長文を読める読解力

②選択肢の表現の意味がわかる語彙力

いろいろ調べたんですが、正直オススメするテキストもあんまりないです。笑

過去問を解いて慣れることと、次の長文問題を解くことで自然と読む力がつくと思います。

単語帳としてご紹介した「英検準1級 文で覚える単熟語」は長文の読解力を養う意味でも一石二鳥だと思います。

3. 長文の内容・一致選択 10問

最後は長文を読んで、内容にあった選択肢を選ぶ問題です。

題材は科学や時事問題など多岐に渡っています。

ここでも語彙力があればその分有利になります。

アカデミックなテーマについて書かれたものが多いので、個人的にTOEICの長文より読んでて面白いので好きです。

攻略法としてはやはりこのくらいの文量の英文を普段から読んで慣れておくことだと思います。

英語のニュースサイトとかも当然いいでしょう。

ただちょっと敷居が高い人には正攻法の英検用のテキストがいいと思います。

個人的にはこのリーディングが1時間くらいで解けるくらいの力をつければ、ライティングのエッセイに余裕をもって取り組めるので合格率が上がると思います。

長文攻略テキスト2冊+1冊

攻略テキストとか言っておきながら正直あまりオススメできる教材がなかったです。爆

コスト面を考えるとやはりリーディングもリスニングも収録されている総合問題集が第一候補になるんですが、その総合問題集で「ズバリこれ!」ってのが無いのが素直な感想です。

一番はやはり過去問を解くことです。

上記のサイトから、公式問題が無料でダウンロードできるのでまずはじめは解いてみるのがいいと思います。

ただ解説はないので、「やっぱりちょっと難しいから解説欲しいな…。」ってなったらこれからご紹介するテキスト買うのを検討されるのが良いと思います。

個人的な”使える”総合問題集の条件

これも好みになっちゃうんですが、私が考える使える問題集の条件は以下の通りです。

①問題と解説が別冊子になっているもの

②解説にも英文が載っている(切り離した解説編だけで勉強できる)←カフェ勉する時とか大事

③難しい英文の文法解説が充実している

近年のTOEIC問題集の充実ぶりと比較すると英検の問題集のバリエーションはちょっと寂しい感じです。

本屋さんを何件か物色しましたが残念ながら上の条件を満たすテキストはありませんでした。その中でも比較的よさそうなものをご紹介します。

ちなみに「1週間で~」とか「20日で完成~」みたいな本は私も使っていましたが、絶対的に解説や語彙説明が不足しているのであまりオススメしません。

① 英検準準1級 過去3回過去問集

こちらは形式が変わった2016年度からの過去3回の問題が収録されている問題集です。

6回分収録されているテキストと迷いましたが、そちらはCD別売りだったためこちらを紹介しました。

リスニング問題用のCDも付属しており、総合的に学習できると思います。

② 英検準1級 長文読解問題120

2冊目は、早速総合問題集から脱線してのご紹介です。笑

長文に特化した問題集ですので、長文が苦手な方はこのテキストで苦手を強化するのが良いと思います。

掲載されている問題も徐々に難しくなるように設定されており、2回分の模試も収録されています。

③ 英検準1級予想問題ドリル

オススメしないって言っておきながら一応紹介だけ。

私は前日にこの本を使ってリハーサルしました。時間配分などの確認用です。

残念ながらこの本は解説も詳しくないので、リハーサル用の模試として使用してください。その用途に限ればコスト的にありだと思います。

まとめ

今回は英検準1級のリーディング対策について書いてみました。

すべての技能において言えることですが、一朝一夕で力がつくものではありません。

特に語彙の強化、読解力の向上は日ごろからたくさんの英文に触れていないとなかなか伸ばすことは難しいです。

私のように土壇場になってあわてないように、みなさんは計画的に学習して是非一次試験をサクッとパスしてください!

Learning English is a long journey. Sometimes I get really exhausted. But I’ve already known how interesting it is.

That’s why, I am learning English.

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