今回は先日の記事”はじめての英検1級を対策しないで受験してみた”にあるとおり、対策ゼロで受験した2018年度第1回の英検1級の結果が届いたので、恥を忍んで公開したいと思います。
結論から言うと、一次試験落ちていました。
結果が届く前から自己採点の段階で「これはむりぽー(´・ω・`)」と分かっていたので、結果としては妥当なところだと思います。
そんなワケで、郵送されてきたスコアシートを元にあーだこーだ考察してみたいと思います。
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トータルスコア
CSEスコアの合計は1927点でした。
CSEスコアの説明については、過去記事の”英検準1級に合格したので今までのスコアと比較してみる”で触れているので今回は割愛します。
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英検1級の一次試験がリーディング、ライティング、リスニング3技能それぞれの持ち点が850点で2550点満点の試験です。
合格点が2028点なので一次試験をパスするためには約8割とる必要があります。
ただCSEスコアは単純な加点方式ではないため、「×問正解したら合格する」と言えないところが難しいところだと思います。
技能別正解数
上の画像は送られてきたスコアシートに記載されていた私の各技能ごとの正答数です。
ご覧の通り焦土と化しています。。。(遠い目)
興味深いのはライティングについても得点率が分かる点です。
お世辞にも良くできたと思っていませんでしたが7割取れていたことはちょっと嬉しかったです。
正答数とCSEスコア
正答率 | CSEスコア | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
問題数 | 正解数 | 正答率 | 満点 | 点数 | 得点率 | ||
2018年
6月 |
Reading | 41 | 19 | 46% | 850 | 638 | 75% |
Listening | 27 | 15 | 56% | 850 | 647 | 76% | |
Writing | 22 | 32 | 69% | 850 | 642 | 76% | |
Total | 100 | 68 | 68% | 2550 | 1927 | 76% |
こちらの表は正答率とCSEスコアを記載したオリジナルの表です。
ご覧の通り、正答率が低くてもCSEスコアに換算すると7割以上とれているというよくわからない状況になっています。
準1級の際にも同様の方法で正答率とCSEスコアの得点率を比較しましたが、CSEスコアは「正答率が低いと上方修正され、高いと下方修正される」傾向があります。
なので、今回の私のように自己採点で思ったより正解できなくても思った以上にCSEスコア上では高くなる場合があります。
今回の私の場合CESスコアでは75%の得点率ですが、実際は合格するためにはCSEスコアで101点足りません。
トータルの正答率としては68%ですが、各技能で問題数が違うため一概には言えませんがそれぞれ7割程度正解する必要があるように感じます。(個人的感想)
ここら辺はまた次に受けた時のスコアと比較してみたいと思います。
それでは各技能ごとに正答数を見てみたいと思います。
リーディング
こちらがリーディングの大問別の正答数の内訳です。
英検1級のリーディングは下記の通り大きく3つに分かれています。
大問1:穴埋めの語彙、文法問題(25問) 正解数:10
大問2:長文内での穴埋め問題(6問) 正解数:3
大問3:長文読解問題(10問) 正解数:6
全体的にただただ出来てないんですが、その中でも大問1の語彙問題は酷い有様です。
一応いいわけすると全く対策してないので当然なんですが。。。
英検準1級以降は語彙問題の比率がTOEIC以上に大きいので、合格したい人はやはり英検1級でる順パス単 などの単語集で語彙強化に取り組むのが効率的だと思います。
他の長文問題に関しても1級は使われている語彙が難解な上に幅広いので、語彙強化しておくのは大きなアドバンテージだと感じました。
語彙強化以外には大問2、大問3に出てくるような長めの文章を普段から読んでおくことが大切だと思います。
オススメとしては英語学習者向けの英語ニュースサイトNewselaです。
このサイトは英語・スペイン語学習者向けのニュースサイトで、自分のレベルに合わせてニュース内のlexileレベルを選択できます。(lexileレベルについては過去記事”【多読レビュー】So B. It”の「lexile指数」の項目をご覧ください。)
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またNewselaで徐々に慣れてきたら、ネイティブ向けのNational Public Radio(NPR)などのニュースサイトがオススメです。
って落ちた私が言っても説得力ないですね。(爆)
はい、私ももっと読みます…。
リスニング
続いてリスニングの大問別の正答数です。
リスニングは4つのパートに分かれています。(どうでも良いですがなんでリーディングは「大問」で、リスニングは「Part」って呼ぶんですかね?統一して欲しい。。。)
Part1:会話文の内容一致問題(10問) 正解数:8
Part2:文の内容一致問題(10問) 正解数:4
Part3:リアル志向の会話文の内容一致問題(5問) 正解数:2
Part4:インタビューの内容一致問題(2問) 正解数:0(白目)
リスニングは正直もうちょっと取れてると思っていたので悔しいですね。
準1級合格した時はリスニングが得点源となったので、このスコアはかなりいただけないです。
Part1はTOEICのPart3みたいな感じです。ただひとつの問題について1問しかないのでTOEIC慣れしている人には簡単だと思います。
Part2は準1級同様、長めの問題文に対して内容が一致した選択肢を選ぶ問題です。
個人的にこのパートが一番難しいと思います。
まず1分以上あるアナウンスを聴き続けるのは思った以上に集中力が必要です。
しかも英会話とは違い、一方的に話される内容をきちんと把握しながら聴くので普段からPodcastなどでトレーニングしていないと良い点とるのは難しいと思います。
話される内容も歴史モノだったり、学術的な内容が多いので普段からそういった分野の英語に触れておくと、背景などがわかって有利だと思います。
とにかく一筋縄でいかないパートだと思います。
Part3も準1級同様の出題形式です。
アナウンス前の10秒間で事前に問題文を読み、そのシチュエーションに沿った会話文が流れます。
その後に、問題アナウンスにあった内容を4択で選ぶ問題ですが、これも事前に過去問などで練習しとくといいでしょう。
こちらの2018年度版 英検1級 過去6回全問題集 は過去6回分の問題が入ってるのが良いんですが残念ながら音源が別売りです。(英検1級 過去6回全問題集CD )
出費を抑えたい方は英検ホームページから過去問を見れるのでそちらを利用するのもあるかと思いますが、結局は過去問テキスト買ったほうが解説とかあるので効率的だと思います。
Part4は準1級にない形式で、何の対策もせずに受験した私は面食らいました。笑
3分くらいあるインタビュー形式の会話文を聞いたあとに内容に一致した選択肢を選ぶ問題形式です。
正直あんまり覚えてなかったので、今回英検のサイトからナレーション聴いたんですが、内容としては「その分野のスペシャリストを呼んで最近のビジネスについて話してもらう」みたいな感じでした。
これもポッドキャストなんかでたまにある会話形式なので、普段から聴いておくといいと思います。
まぁ、私正解0ですけど…。
ライティング
最後はライティングのスコアです。
これは具体的にどのように採点されているのか分からないので何ともいえませんが、思ったより良かった印象です。
とりあえず200words書けと言われているのでひたすら文字数稼ぐように書いた記憶があります。笑
今回は「2020年の東京オリンピック開催するメリットあると思う?」的なトピックだったので、冒頭で結論として「メリットあるよー。」とした上で思いつく3つの具体的なメリットを紹介する感じで書きました。
感想としては、「単語のスペルわかんねー!!」って感じです。笑
過去記事の”英語上達におけるライティングの重要性を考えてみた”に書いてあるとおり、仕事で英文メールなんかはちょくちょく書いています。
ただ最近はGoogle先生が賢すぎるため、ミススペルなんかは「おまえこの単語のスペル間違えてるぞ」と教えてくれます。
仕事だとスピード重視なのでその機能のありがたさを享受しているワケですが、英検の英作文は手書きのため実際に書いてみると思った以上にスペルが書けなかったりします。汗
そうは言ってもスペルを正しく書くことよりも、たとえ稚拙であってもきちんと自分のアイデアを書くことが求められていると思うのであまり気にする必要はないのかもしれません。(現実逃避)
それよりも、普段から英文を書くことと、英文を読んでおくことが大切だと思います。
自分のアイデアを論理的に展開するのって思った以上に難しかったりします。
なので普段からトピックに沿って英文を書くことで自分なりのアイデアの展開の仕方が見つかると思います。
慣れていないと、「どうやって結論まで展開しよう?」みたいな感じで焦ってしまい、時間を消費してしまします。
また、普段から英文を書いていると接続詞(BesidesやOn the other handなど)の使える表現がストックされていくのでこれまた効果的です。
対策としては準1級のライティング対策記事でやった内容をやっておけばいい気がしました。
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まとめ
今回ははじめて受けた英検1級の結果をご紹介しましたがいかがでしたか?
結果は当然不本意ですが、対策ゼロで受験したのでメンタル的に致命傷にならずにすみました。(なにが?)
冗談は置いといて相変わらず単語弱いし、難しい表現出てくると長い文章も読めない、と言った普段自分が弱点と感じている部分が可視化されたので、受験してみてよかったと思います。
定期的に受けるかどうかはわかりませんが、いつか1級も合格したいと思っているので、また受験する際にはこの記事のようにあーだ、こーだ考察してみたいと思います。
Learning English is a long journey. Sometimes I get really exhausted. But I’ve already known how interesting it is.
That’s why, I am learning English.